今日は雑記ブログの神髄ともいえる内容で、約10年前に私が再婚を決めた話をします。誕生日なので、ノロケをお許し下さい。
再婚前提のお見合いデート
夫は「面識はあるけどよく知らない人」でした。
「仕事が忙しいので、再婚前提じゃなければ交際する意味がない」と断言する彼の潔い考え方は非常に刺激的で、初めてのデートなのに(手もつないでない)新生活の予定を話してくるのが怖かった。
その頃の私は中3の息子と暮らすシングルマザー。
義務教育までは一人で育てると決めていたので、自分に恋愛を解禁するタイミングでした。
ただ、愛情は息子が十二分に満たしてくれるし、職場も優しい人ばかり、仕事で承認欲求も満たされて、「もう恋愛とかいいや」と思っていたのも事実です。
なぜなら、恋愛は面倒なものだと思っていたから。
陰のある男
どうして面倒だったのかというと、面倒な男たちが好きだったからです。
私は基本的に頭が悪いというか単純なので、複雑そうな陰のある男がかっこいいという幻想を抱いていました。
でも現実問題、陰のある男ってアレですよ、結局は幼いだけだったりします。
120%独断と偏見ですが、大事なのでもう一度。マツコ・デラックスさんの声で再生してくれると幸いです。
薄っぺらいのよ!陰のある男なんて!
社会的にちゃんとした人の凄み
私は夫と再婚して「社会的に信用がある人の凄み」を知りました。
夫は「世間的に信用されるキャラ」です。一般常識があって、礼儀作法やしきたりをよく知っているので、特に年配者のウケがいい。
ただ、妻は知っています。そこには侍のごとき強靭な矜持があることを。
- 自分の生きざまを語らない
- 「本当の俺は」とか口が裂けても言わない
- トラウマ、生い立ち、辛い経験を武器にしない
- 不幸自慢でマウントを取らない
- 過去の栄光を語らない
- 黙って「勝ち」を譲る
実はまったく順風満帆な人生じゃないし、不幸自慢の全国大会に出場できるレベルなんですが、それをひけらかさない自制心には凄みすら感じます
私なら、ところかまわず不幸自慢しちゃうだろうなあ……。
最後に老婆心
老婆心ですが、あなたが誰かに告白されたとします。
若いうちはどうしても、「いい人キャラ」より陰のある男性や女性を選びがちですが、いったん立ち止まって再考してみましょう。
不幸や傷を武器にしないデリカシーって、とにかくかっこいいのです。
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