編集者とか校正とか、あの人たち文句ばっかりで嫌だわ! 何もわかってないくせに! そんな私が「他の人の記事もチェックしてくれない?」と声をかけられました。
編集者をやってみた
「自分ならもっとライターの気持ちがわかる編集者になれる!」
でも、思っていたのと全然違う状況が、そこには待っていました。
思ったよりライターは個性豊か
- テキストファイルで納品という条件なのに、毎回メッセージやメールに記事本文を貼り付けてくる。
- wordでテキスト納品という条件なのに、文字装飾済み、なおかつ画像も貼付け済み。
- なんか勝手にシリーズ化してくる。
あと、自分の文体を曲げない意地っ張りさんもいました。
- キューレーションサイトで書いてたので、とにかく「ですよね!」を連発する。
- ブログ歴が長すぎて、(笑)や(><)が多用されている。
- 右寄りもしくは左巻きの思想をぶち込んでくる。
上記はほんの一例です。個性豊かな面々がたくさんで、ついムキーっと。
思ったよりメディアも個性豊か
掲載する方もする方で、想定する読者「ペルソナ像」を「理想の読者」だと誤解している会社もありました。
その会社にとってのペルソナ像は、どこまでも都合のいい反応しかしない理想のお客様。それに対して記事を作るわけですから、いわゆる茶番劇が延々と続きます。いわゆる「トンチンカンなSEO対策」ですね。
広告だらけのサイトに、バレバレの誘導記事や体験談、煽り文句がてんこ盛り。
「まあ素敵!ひとついただくわ!」
そんな都合のいい読者いないと思うけど…と思いつつ、雇われ編集者の自分には何の決定権もなくて心が病みました。
会社員のディレクターさんにお願い
そうそう、最後にいい機会なので書いておきたいんですが、社員としてウェブメディアで働くディレクターさんにお願いがあります。
新卒で入社した場合、自分の会社で学んだルールでライターをマネージメントすると思います。ただ、それはあくまでも御社のルールで世界のルールではありません。
例えば御社の記事作成のルールが体言止めを禁止していても、他社も同様とは限りません。
「とか」は2回、「してください」「しましょう」は禁止、句読点で改行、数字は半角、画像選定はギャラのうち、などなどを「あたりまえ」だと思わないでほしいなあと。
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